ひとあじちがう料理店キッズサポーター エピソード1

ひとあじちがう料理店、ひとあじちがう洗車場は、要介護認定を受けた方とキッズサポーターが活躍しています。
 今回はひとあじちがう料理店でキッズサポーターとして頑張っている我が子から学んだ出来事をお話させていただこうと思います。
 えいすけは年長さんの時からひとあじちがう料理店に参加させていただいています。活発な子で、時々親を困らせることもありますが、年に数回優しいことを言ってくれる子です。
 ある日、私は仕事で失敗をしてしまいました。きっと他人からしたら、そんなに落ち込むような内容ではなかったかもしれませんが、私は仕事をやめようと思うくらい、ボロボロでした。家に帰って夕食を作っているときにも涙が止まりません。えいすけが「お母さんなんで泣いてるの?」と聞くので、私は「お母さん仕事失敗しちゃって、辛いんだ。」というと、えいすけは「大丈夫だよ。だからひとあじちがう料理店をやっているんでしょ?」と言ってくれました。
 私はびっくりしました。まさか彼が「ひとあじちがう料理店の意味を理解している」と思っていなかったからです。その言葉の意味(失敗しても大丈夫。次頑張ればいい、そして、失敗してもきっとおおらかな気持ちで許してくれるよ。おおらかな気持ちが東川町みんなにつたわるようにひとあじちがう料理店をやっているんだよ。)は、キッズサポーターの練習の時に私が伝えているメッセージでした。
 私は今まで、ひとあじちがう料理店の支援員という立場でしか自分の子も他のキッズサポーターのことも考えることができていませんでした。しかし、私はこの時初めて、キッズサポーターの親として、この事業に参加させていただいた事に感謝でいっぱいになりました。そして、ひとあじちがう料理店にキッズサポーターがいる意味が支援員として私の心にストンと落ち(納得できた)ました。
この出来事は母としても支援員としても、気づかされる出来事でした。この時の私にしかできない経験をさせてもらい、母として職員として「ひとあじ」に関われたこと、感謝しています。この出来事で私は今も東川社協で働けています。今でも時々アンビバレンツな感情と闘いながら。

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